∴ 日本史を知らないということ

「山本五十六」という本を読んでます
知らないことだらけです
今まであたしは、小中学校の教育を通してある程度第二次世界大戦について知ってる「つもり」でした
「日本史を知らないで世界史を学ぶ・語るなんて順序が間違っている」
大学入って何人もの教授から聞いた言葉です
あたしはそれに疑念を抱いてたし、そんなことないって心の中で反発してました
だけど今、その言葉があたしの中で重要な意味をもってきています
また、日本史を語る上で世界史も必要な知識だとも思っています
戦争・対戦に関して「歴史」は一国だけのものではないから
「日本が正しかった」歴史を学びたいなら右翼団体にでも学べばいい
「日本が間違っていた」歴史を学びたいなら敵国だった国に学べばいい
もし、真っ当な、誰から見ても正しいといえる歴史を学びたいなら日本史も、各国史も同じだけ学ばなければならないんだと思います
あたし個人的には自国を知らなかったことを恥ずかしく、今は思ってます
日本の神がかり的な神国信仰は一方の人間だけのものだったなんて知らなかった
反対勢力もあったなんて知らなかった
ましてや皇室の人間までもそれにいい顔をしていなかったなんて。
知らなかったのはあたしだけかもしれませんが。
「歴史」なんて過去を学んでどうする、という人もいるとおもいます
ですが「過去」は「現在」の積み重ねであり「現在」は積み重なって「未来」になります
「過去」を知ることは「現在」「未来」を見つめなおし、予見するための重要な足がかりです
また、歴史学は史料学・古文書学・哲学・精神学などさまざまな学問に派生できる、たくさんの可能性を持つ学問だと思っています
あたしはこの道に進んだことに悔いはありません
自分にとって最良の進路だったと思っています
今は歴史学に追随する学問(記録史料学や古文書研究等)についても興味を持って取り組めています
尊敬する先生にも出会えました
これから３年間師事して、できる限り歴史やその背景・因果関係・文化、また、歴史的事実から人物の精神状態を考察して哲学的精神学的観点からも歴史を研究したいと思ってます


以上、論文みたいな日記終わり！